「慎二!次、薫ちゃん泣かしたらクビだぞクビ」

「そんな…店長〜」

「薫ちゃん、大丈夫?」

「ひゃい…って、えっ!?」

不意に塞がれた唇。

「ごめん。かわいすぎてしちゃった」

そう言って笑う店長。
あ、危ない…
溺れるとこだった…

成宮さんに視線を向けると凄く驚いた顔をしてる。
そりゃそうだよね…
アタシだってびっくりだもん。

「店長はこんなガキが好きなんですか!?」

「ふぇ〜ん!またガキって言ったぁ」

「慎二…クビにされたい?」

「ゔ…すみません…」

「薫ちゃんはガキなんかじゃないよ?」

そう言ってまた抱き締めてくれる店長…。