今は同じ学校で、同じクラスで、一緒に授業を受けている。
学校の友達からは、人気者カップル呼ばわり。
ま、そんなのどうでもいいけど。


「つか、髪切らなくてよかったのに」

「だって、暑いんだよ夏。乾かすのめんどいし」

「また始まったし…」


あたし達2人は、昼前ラストの授業を終えてから、一緒に中庭らしきとこのベンチで昼食中。
今日はよく晴れていて、少し夏場みたいに暑く感じる。
中庭は、中庭を通る生徒や中庭で食事をする生徒達で、賑わっている。
てか、混雑…?ある意味。
隣で、おにぎりを食べてるあたしの髪を見て、廉は呆れながら言った。
夏が近い為に、あたしは肩よりちょっと下まで伸びてた髪をバッサリと切った。
思いきって、ショートヘアーにしたんだけど…廉はちょっと惜しそうにする。
廉だって、髪型変わってるくせに。
ワックスバリバリの金髪。
専門学生って、染めていいわけ?って感じ。