保健室の扉を開けた瞬間、保健室独特の匂いと涼しいクーラーの風が俺の体を吹き抜けた。
「あら、さっきの♪彼氏さんだったの?ウフフ」
中に入れば少し化粧の濃いおば…っ…お姉さんがいる。
なんでギャバ壌みたいな人が保健の先生なんだ。
この学校って採る人間間違えてんじゃねーの?ってぐらい。
「違いますけど。鞄置きに来ただけです」
俺は扉を閉めて、成瀬が寝てるベットの下に鞄を置いた。
さっきよりは顔色よくなってるか。
寝てる成瀬の顔を見て少しホッとする。
ホッとした俺を後ろから見ていた先生は、いきなり立ち上がる。
「フフフ、先生〜お邪魔みたいね♪」
「え?いや、俺もう帰りますから!」
そう言ったが遅し。
先生はヒールをコツンッ、コツンッと鳴らし部屋から出て行った。