「あ、そうだ…」


廉はいきなりごそごそと自分のポケットを漁りだした。
あたしはわからず、頭の上に?マークが3つほど飛び出てくる。
あったあった…と言った廉の手の上にあったのは、小さな小箱。


「約束は約束。士改めて言う、俺とずっと一緒にいてくれませんか?」


そう言い、あたしの目の前で小箱を開けた。
その中に入ってたのは………………指輪。
あたしは驚き目を丸くして、廉を見つめた。


「お前ここで、俺と一緒に幸せな家計を作りたいって言ったじゃん…」

「い、…許嫁はいいの…?!」

「おう♪俺はお前しか興味ねぇから♪」


指輪を小箱から出すと、あたしの指にはめた。
シルバーリング。
リングにはあたしの名前が、ローマ字で記入されている。