今は社長として頑張ってるみたい。
本社が名古屋にあるため、ここにはあまりこれない。
それを承知して、あたしは遠距離恋愛で付き合ってる。
だって別れられないし。
こんなにもスーツが似合う男と、フフッ。
自慢できる彼氏だからさ?


「自分が夢見た職じゃないけど、楽しいよ。それに専門で習ったことは無駄になってないしさぁ」

「よかったね」


そう言うとあたしは廉の手をぎゅっと握り締めた。
廉は微笑んでお前は?とあたしを見る。
あたしは廉の顔を見て、満面の笑みを浮かべた。


「楽しいよ!」