「楽しかったなぁ…廉がいろんなこと教えてくれたりしてさ♪海がキラキラ光る理由とかさ!」

「お前は物事を知らなさすぎるだけだ」

「は?何それ。廉は海がしょっぱい理由知らなかったじゃん!」


ハハハハと誤魔化すと、少しムキになって拗ねてる士の口を塞いだ。
唇が離れると、士は俺の肩に頭を乗っける。
バカみたいとクスッと笑う。
俺は無言で、士の手を握り締めた。
それに答えるように、士も握り替えす。