「本気でいっぺん死ねバカ」

「お前に殺されるなら本望だよ」


少し拗ねてる士。
そんな士の顔に手をやり、触れるだけのキスをする。


「俺、お前の声聞きながら、今後のこと考えるわ♪」

「な゛…っ」


そう悪魔のような笑顔を見せて、俺は噛みつくようにキスをする。
何回も、何回も。
波に乗ってくれば、深くキスをしたり…。
角度を変え、何度も何度も食らいつく。


「この、あと…っ、海岸いこ……っ」

「ああ…」


部屋に2人の吐息だけが聞こえ始めた。