「ちょ、ちょっと待て下さいよ!なんで自分なんですか!学級委員がするべきです!」
クラスが一気に静まる。
声の主…は…あぁ、あの1番後ろの不思議子か。
次第に周りはざわつき、担任も置き台詞を言って教室を出て行った。
深い溜め息をついて席に座った彼女。
俺は席が隣らしい。
俺は鞄を置き、彼女に声をかけた。
「よろしく♪」
彼女は呆れた顔をしつつ俺を見る。
「成瀬…士」
俺は一瞬、驚いた。
10年前一緒にいたあいつと同じ名前だと知ったから。
“つかさ"…。
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