「あたしも何とかする。とりあえず、勉強は欠かさずにね♪」

「お、おう!じゃ、帰るわ。ありがと」

「何かあったらメールしてね」


わかったと言って、荷物を持って病室を後にした。
外に出るともうすぐ日が暮れる頃だった。
俺は夕飯の食材を買いに近くのスーパーに寄ってから、帰宅した。
マンションまで来ると、何やら何人かの人が前でたむろってるのが見えた。
俺はまぁいいやと無関心。
そのままシカトしようとした。
顔を見ずに。
そしたら……………………。


「廉!」


俺の耳に実に不愉快な聞き覚えのある声が、俺を呼び止めたんだ。