病室に1人になると、頭に浮かぶのは昨日の聡くんのあの冷たい顔だった。

あんな顔、初めて見た・・・
仕方ないよね・・・あたしがそうなるように仕向けたんだもん・・・
あれで良かったんだよ・・・

そう考えれば考えるほど、もう1人のあたしが言う・・・

もし、ホントのこと言ってたら、聡くんはきっとそばにいてくれたよ!
ホントにこのまま聡くんと別れてもいいの?!

一日中そんなことを繰り返して、気づいたら夜になっていた。