そんなあたし達を見ていた聡くんが、口を開いた。

「りん・・・お前、ホント最低なやつだよな・・・そんな風に思ってたやつのために、いろいろ悩んでたなんて、俺もバカだよ。そんなに別れたきゃ、別れてやるよ!こっちこそ、お前なんか、もうごめんだからな!」

そう冷たく言った聡くんの顔は、今まで見たことのないような冷たい顔をしていた。

聡くん・・・

あたしは、涙が溢れそうなのを我慢して、翔ちゃんの方へと振り向いた。