翔ちゃんを睨んでいた聡くんの視線が、あたしを睨みつける。

「抱いてほしいって言っても、全然抱いてくれない聡くんなんかより、翔ちゃんの方が、ずっといいもん!会いたい時に会ってくれる翔ちゃんのほうが、聡くんなんかより、ずっと・・・」

パシンッ

一瞬、何が起こったのかわからなかった。
しばらくして、頬に熱が増して、痛みがあたしの頬を襲った。

あ・・・あたし・・・聡くんにぶたれたんだ・・・