「ねぇ、涼ちゃん・・・あたし、いつまで生きられる?」

あたしの質問に動揺を隠せない涼ちゃんと翔ちゃん。

「長くてあと2年・・・」

「・・・・・・」

黙ってしまったあたしに、あたしを抱きしめたまま言う涼ちゃん。

「ごめんな・・・梨花・・・出来る限りのことはするから・・・だから、諦めずに、一緒に頑張ろう・・・」

涼ちゃんの腕に力が入る。

「そっか・・・そっか・・・2年かぁ・・・きっと、あっという間だね、涼ちゃん・・・」