俺・・・どんだけりんを傷付けたんだろう・・・

意識のない痩せ細ったりんを見て、俺は涼くんの話を思い出した。

俺・・・今仕事やめて後悔しないか?
俺・・・りんを看取る勇気あるのか?
俺・・・りんが死んだ後、どうやって生きていったらいいんだ?

その時、何かが落ちた音がした。

あ・・・

それは、俺のポケットに入れていたりんの携帯だった。