「聡くん・・・あたし、バカだね・・・
別れるってこと、ちゃんとわかってなかった・・・
今までみたいに話せるって思ってた・・・
あたし・・・バカだ・・・
あたしが別れてって言ったのにね・・・
あんなに酷いことを言って別れてって言ったのにね・・・
追い返されて当然だよね・・・
なのに聡くんに高木さんって呼ばれて初めて気付くなんて・・・
あたし・・・聡くんがあたしのことりんって呼んでくれるのが好きだった。
なんか、聡くんの特別な女の子なんだって思えて・・・
こんなガキのあたしでも、ちゃんと聡くんの彼女なんだって思えて・・・
でももう、りんって呼んでくれないんだよね・・・
もう、会えないんだよね・・・」