泣かないように唇を噛みしめて、何とかホテルに着いたあたしは、部屋に戻って翔ちゃんにメールした。

「翔ちゃん、あたし、ホテルに戻ってきたから。聡くんとちゃんと会えたよ。ありがとう。今日はもう疲れたから、寝るね。おやすみ。」

そしてあたしは、ベッドの中で、涙を必死に堪えてひと晩を過ごした。

聡くん・・・好きだよ・・・大好き・・・