「聡くん・・・」
「慣れ慣れしく名前で呼ぶのやめろよな・・・俺たち、もう付き合ってないんだし・・・」
「あ・・・・・・」
付き合ってない・・・そうだ・・・あたしが別れてって言ったんだ・・・
あたしが望んだんだ・・・
そう思いながら、ただ黙って俯くあたしに、聡くんは続けた。
「お前さぁ、こんなとこに来て、何考えてんの?翔はこのこと知ってんの?ホント、サイテーだよな・・・悪いけど、帰ってくんない?」
そう言った聡くんは、あたしを押しのけてドアを閉めようとした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…