翔ちゃんに教えてもらった部屋の前に来ると、急に緊張してきたあたし。 聡くん・・・いるかな・・・ ピンポーン・・・ 「はい・・・」 あ・・・聡くんの声だ・・・ インターホンから聞こえてきた大好きな声に、思わず泣きそうになったけど、勇気を出して返事をしたあたし。 「あ・・・聡くん・・・あたし・・・梨花・・・」