空くんはクスクスと笑いながらそう言うと、今まさに飲もうとしていた牛乳をあたしの手に持たせる。
あたしが驚いて顔を上げれば、昼休みの終わりが近づいてきたのか、空くんは「それじゃ」手を振ると、スタスタと歩いていって。
「よかったね、七海。空がジュース2本もくれるなんて、珍しいことだよ」
そう言って、ポンッと葉月が肩に手を置く。
あたしはその間も、ジッと空くんを見続けて。
「そ、空くん!ありがとー!!」
あたしは廊下を歩く空くんの背中に、大声で叫んだ。
少しだけ振り返って、パタパタと振られた手に、ドキドキが止まらない。
意地悪だけど、やっぱり最後は優しい空くん。
7月の、綺麗な青空と雲が、窓から覗く。
今日は、片想い同盟結成記念日。
でもそれと同時に、空くんに初めておごってもらった記念日になりました。
あたしが驚いて顔を上げれば、昼休みの終わりが近づいてきたのか、空くんは「それじゃ」手を振ると、スタスタと歩いていって。
「よかったね、七海。空がジュース2本もくれるなんて、珍しいことだよ」
そう言って、ポンッと葉月が肩に手を置く。
あたしはその間も、ジッと空くんを見続けて。
「そ、空くん!ありがとー!!」
あたしは廊下を歩く空くんの背中に、大声で叫んだ。
少しだけ振り返って、パタパタと振られた手に、ドキドキが止まらない。
意地悪だけど、やっぱり最後は優しい空くん。
7月の、綺麗な青空と雲が、窓から覗く。
今日は、片想い同盟結成記念日。
でもそれと同時に、空くんに初めておごってもらった記念日になりました。