中2の春。
 また、淳平とは違うクラスになった。
 その方が良いかもしれない。
 なりたかったのは山々だったが、それをどう対処して良いか分からない。
 きっとこれが良かった。
 そのことを親友の優歌に相談した。
 いわゆる、恋バナだ。
「それでも私は、淳平が好きなんだ」
 でも優歌はそれをただの恋バナとしか思っていないようだ。
「でも淳平には彼女がいるよね?」
 ・・・え?
 そうだよね。
 いたっておかしくないよ。
 でも・・・悲しいな。
 私だってそのうち、純平以外の男子と付き合うもんね!
 もう、淳平はやめよう。
 淳平なんて・・・すぐあちこちの女子にいって・・・。
 私は今までに2回、淳平以外の男子に告られたけど断ってきたのに・・・!
 私は淳平にとって遊びだったのか。

 家に帰ってパソコンを開いた。
 最近、ハマっているんだ。
 あるオンラインゲーム。
 全国の人たちとチャットやメールができる。
 その中で仲良くなった人がいた。