『ずっと連絡できなくてごめん!』
 返事はすぐにきた。
『寂しかった!何かあったの?』
『ちょっと調子悪くて。』
『大丈夫なの?』
『全然大丈夫!ごめんね。』
『無理しないでね。』
 ・・・あれ?
 奏といられる日は・・・あと4日!?
 どうしよう・・・。
『ごめんね、本当に。時間ないのに・・・』
『大丈夫だよ。』
 その日からはちゃんとメールを送るようにした。

 明日の夜、奏は行ってしまうらしい。
 今日は会ってあげなきゃ。
 見送りにも行くつもりだけど。
 学校帰り、淳平の元へ行った。
 病室には誰もいない。
「淳平・・・。」
 しばらく椅子に座ってメールを打っていた。
 なんか、タイミングが悪いな。
「・・・」
 あれ?
 今・・・少し淳平のまぶたが動いたような・・・。
「気のせいかな。」
 私はまたメールを打ち始めた。