奏の体も震えている。
泣いてるというのが分かった。
「ごめん、時間だな。」
そう言われ、顔を上げて時計を見た。
7時・・・。
「うん。」
「ごめんな、ホントに・・・」
奏は自分の顔を手で覆っていた。
顔は赤くなっている。
私の顔はどうなってるのかな。
きっとひどい顔だろう。
「ううん。私こそごめんね。」
奏は首を横に振った。
「いつ行くの?引越しって・・・」
「来月。」
来月か・・・。
ちょうど夏休みに入った頃だな。
「まだまだ時間はあるね。これからもっと楽しもう。」
奏は顔を覆っていた手を離した。
奏の顔はあまり泣いたという感じはなかった。
でも目は赤くなっていた。
「私は奏がどこに行っても好きだよ!」
すごく悲しいけどここは笑わなきゃって思って笑ってみせた。
奏は驚いていた。
でも私に釣られて笑った。
いつもの笑顔だけど、やっぱりお互いぎこちない笑顔。
「俺も好きだよ」
泣いてるというのが分かった。
「ごめん、時間だな。」
そう言われ、顔を上げて時計を見た。
7時・・・。
「うん。」
「ごめんな、ホントに・・・」
奏は自分の顔を手で覆っていた。
顔は赤くなっている。
私の顔はどうなってるのかな。
きっとひどい顔だろう。
「ううん。私こそごめんね。」
奏は首を横に振った。
「いつ行くの?引越しって・・・」
「来月。」
来月か・・・。
ちょうど夏休みに入った頃だな。
「まだまだ時間はあるね。これからもっと楽しもう。」
奏は顔を覆っていた手を離した。
奏の顔はあまり泣いたという感じはなかった。
でも目は赤くなっていた。
「私は奏がどこに行っても好きだよ!」
すごく悲しいけどここは笑わなきゃって思って笑ってみせた。
奏は驚いていた。
でも私に釣られて笑った。
いつもの笑顔だけど、やっぱりお互いぎこちない笑顔。
「俺も好きだよ」