「さっき私に応援するって言ってくれたよね。だから私も瑞歩ちゃんのこと応援するから!」
 優歌は叫んだ。
「うん!」
 私は優歌の声で少し進んだ気がする。

 家に帰って私はすぐにパソコンを開いた。
『ただいま。今日もいろいろあって疲れたぁー』
 返事はすぐに帰ってきた。
『お疲れ様。ちょっと話があるから少し出れるかな?』
『分かった。』
 私はすぐに駅へ向かった。
 しばらくしてホームから奏が来た。
「ごめん、待った?」
 奏はいつもの笑顔で言った。
「大丈夫だよ。それより、話って何?」
 そう言ったら奏は少し俯いて控え室に行こうと言われた。
「・・・ごめんな、急に。」
「いいよ。」
「あのな、大事な話だからちゃんと聞いて。」
 奏はやたら急かすな・・・。
「うん」
「実は・・・。引っ越すんだ。」
「え・・・」
「いろいろあってさ・・・」