「お前っ..ふざけるなよ!!」



放課後の教室に、想の怒鳴り声が思い切り響いた。


授業終了のチャイムと共に教室にやってきた想。


当然一緒に帰るつもりでいたんだろうけど


お昼休みの事を言えずじまいだったあたしは想の手を取って
空き教室までやってきた。


で、事情を説明したらこの始末...




「う、だって..想が入らないならあたしがって言われたんだもん..」


「だからって、お前なんかに務まるわけねぇだろ!?」



そ、そんな事分かってるけど..


「大体お前、自分の頭がどれだけ悪いか考えた事あんのか?」