「いつか、そうだな花が大きくなって、一人でも手がかからないくらになったら、
そうしたら一緒に行こう」



「え?」



行くって、海外に?



「知ってるか?俺は超がつくほど我儘なんだ、何処に行ってもお前が必要なんだよ」




後ろを向くと、想と目が合った。



おでこをこつんとくっつけて



そのままお互いの唇が近くなる。



「あと少しだな、卒業まで」


「うん、あと少し」


「俺達の最初の夢を叶えような、一緒に」


「うん」




それからゆっくりと


唇が重なった