診察台に乗って、カーテンを閉められた。 あとは荒川さんが判断するんだ。 「あの時のメイそっくりね」 お母さんがふっと、小さく笑いながら口を開いた。 「そう、かな」 「不安でたまらないって顔」 お母さんが、あたしの肩を優しく抱いて引き寄せた。 「そうかもしれない。だって怖かったんだもの」 「うん、分かるわ。お母さんもそうだったもの」 「お母さんも!?」