「ならお前もちゃんと母親やってるじゃねぇか」 ぽんぽんと、頭の上に手を乗せられる。 「思うんだけどさ。家事もそうだけど、育児だって半分ずつだろ?どっちが悪いとか考えんなよ。お前がダメな時は俺だってダメなんだから」 「う、ん」 「ダメならダメな分、挽回したらいいだろ?はっきり言ってちゃんとした親って分からねぇし、完璧な親なんてどこにもいねぇだろ」