お母さんはそう元気づけてくれて帰った。



明日病院に行く話をしたら、付いてきてくれる事になった。



花をベッドに移して、その横にあたしが付く。




熱と咳以外はどこも何ともないらしく、だけれど相当しんどいのか
ちょっと起きてもまたすぐに眠ってしまう。




今はすやすや眠っている花を見ながら小さな胸に手をあててみる。





この小さい体で色んな事を考えて、思ってくれてるんだな





「花、寝たのか」


「うん」



想が近くまで来て反対に座る。



「メイ、何を考えてる?」