訳が分からないうちに腕を引っ張られてどこかの部屋に入った。
ドアを閉めらて、そのまま床にあたしを座らせた。



「ちょっと、まずいよ」

誰かに見つかったらどうするの?

「分からないお前が悪い」

「そ、そんな事言われたって、ちょっと想?」


向かい合うようにあたしの位置を変えるときつく抱きしめてきた。


誰かに見られちゃうかもしれないのに。


あたしの心配をよそに想の腕の力が強くなる。


「なんかいいな、こういうの」


「な、何が?」


「スリルあるだろ?」