想がばさっとあたしの上に覆いかぶさった。 「ちょっと、想、重いんだけど」 想の体重があたしにかかってきて、身動きがとれない。 「想?どうしたの?」 どこか、具合悪くしたのかな? 不思議に思いながら聞いてみると 「お前、反則」 いきなりそんな事を言われてさらに頭の中にハテナが広がる。 なんだろう? 「何が反則なの?」 「お前は知らなくてもいいんだよ」 そう言うなりキスが降ってきた。