どさっというソファの音と、同時に視界いっぱいに広がる想の顔。
これは一般的に押し倒されてる、って事だよね..
「想?..あの、これは一体..」
「一体って、押し倒してるんだろうな」
「そ、そんなの、分かってるってば!あたしが言いたいのはそんな事じゃなくて!」
「何?」
何ってそんなまっすぐな瞳で見ないでよ
咄嗟に視線を逸らすと顎を持たれた。
「ちゃんと俺を見ろよ」
「そ、う」
恥ずかしい、凄く恥ずかしい、でもまるで魔法にかかったかのように
自然と想を見つめる。
「メイ」
想の言葉と同時に瞳を閉じた。