「いいから早く出て来いよ」 「ちょっと...待って!!」 そうっとリビングの方を見てみると、ソファに座った想がニヤニヤした顔で ドアの方を見てる。 「どうしてこんな事になっちゃったんだろう?」 確かに、確かによ! 想がこの件が終わったらって言ってたよ。 あの時の、学校祭での、想の言葉を思い出す。 「約束な、この件が終わったらその恰好、俺だけにもう一度見せろよ」