もう一度荒川さんがいた方を向いてみたけれど


離れているから


もうどんな顔をしているのか見えなかった。




だから当然







「あたしにはもう..時間がないのよ」



お腹を押さえながらそう呟いていた事にも



気付かなかったんだ