「初めに言っとくけど。前みたいな事、すんなよ」
いきなりそう言って反対側を向く。
前みたいな事って何だろう?
思い出してみるけどちっとも心当たりなんてなくて。
うーんと唸るあたしに痺れを切らしたのか睨みつけてきた。
「な、なに!?」
「お前、覚えてないわけ?」
そんな事言われたって
「思い出せないものは思い出せないんだもん」
精一杯の反発をする。
「まぁ、お前が計算でやってるとは思えねぇしな」
またも意味不明な言葉を呟く。
「だから意味分かんないって、きゃあっ…」
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