本当ならば一日中、一緒にいてあげたい。


花の成長を見ていたい。



「それは違うと思うぜ」


そう言ってあたしの肩をぽんっと叩いた。


「想?」


「言ったろ?お前はいつも頑張ってる。十分すぎるくらいにな」


「..ありがと」



想はこうしていつもあたしに魔法の言葉をくれる。


あたしがまた頑張れるように、前に進めるように。



だからあたしはいつも頑張ろうって、


ママとして、妻として、一人の女の子として頑張ろうって思うんだ。




「今回こそ、きちんと卒業するぞ、メイ」



「うん!」