ピピピピッ!

鳴り響いている目覚まし時計を何とか手を伸ばして止めた。

まだ半分瞼が閉じているけれど、無理矢理開いて起き上がる。

隣で寝ている愛おしい人はまだ夢の中。

起こさないようにそうっとそうっと布団をはいで部屋を出た。