隣の家の前を通る時。


ほんの少しだけ期待している自分が居た。


昔みたいに、



゛はよ、ここ。゛



って言いながら。



゛ぁーねみい。゛



私にしか見せないゆきくんのレアな欠伸をして、



あぁそうえば、ここ…



たわいの無い、話をしながら


学校へと登校する。



現実は、そう上手くはいかない。



一度、壊してしまったものはそう上手くは戻らない。