早く寝すぎたせいか翌朝はかなり朝早く目が覚めた。



眠たい目を擦りながら、だるい体を起こす。



制服に袖を通し、机に置かれていた朝食を一人淋しく食べて家を出た。



いくらなんでも早すぎる登校に今更気付く、



「はあ…」



とぼとぼと力無く、歩き気分転換に遠回りをして学校へ向かうことにした。




「…何か良いことないかなー。」



川原の土手に座りながら呟く私は重症。




「んー…っ」


「へっ!?!?」



どこからか、眠たそうな唸り声が聞こえる。




「おっはー。」




…………誰。




声の主にそっと近付く。