仕事場でいじめにあっていた。


理由は、馬鹿げていた。


B型 そう私の血液型だ!

入社当初は、私川崎と先輩吉井寿子はとてもうまくいっていた。

『あんちゃんは?何型?』
と吉井は言った。

私は血液型を知らなかった。小学生の時にした、盲腸の手術の時にB型と聞いた気はしていたが···
『知らないんです』
そのまま伝えた。
『大人なんだから、何があるかわからなし、知っておいた方がいいよ』

ごく日常的に交わされる会話。
次に、吉井さんが発する言葉までは
『私B型嫌い!前、居た子B型で超いい加減だった。でも、多分あんちゃんは違うよ!仕事見てたらわかる』
わけわからない?自信。
う~多分違うんだけどなって思ったけど、わかんないし曖昧に笑ってやり過ごした。
そんなに私はこの言葉の重みを知らなかった。
私は自慢でないが、几帳面である為A型によく見られるし、仕事さえきちんとしていれば問題ないと思っていた。

これが不幸の始まりだった。馬鹿げた。