私は千月美麗、高校2年の16歳です。

皆さんは初恋はいつ頃でしたか?

もしかしたら、まだ恋をしていない人もいるかもしれません。

私も3年前はそうでした。

でも、高校1年の時私にも出会いがありました。




高校の入学式の事。

「私は何処の教室だろう・・・?」

新入生は自分のクラスを見つける為、クラス表が張り出されてる掲示板の前に集まっていた。

あまりの人の多さで掲示板へ近付く事も出来ない。

「すいません、通してくだ・・・きゃっ!!」

無理に進もうとしたせいで、その場に転けてしまった。

「痛たた・・・」

私は起き上がり、転んだ表しに落ちてしまった手帳やノートを拾い始めた。

最後に生徒手帳を取ろうとしたら、誰かが先に拾ってくれた。

顔を上げると、そこにはひとりの美少年が立っていた。

「ほらよ、ドジ女。」

「!!ドジ女って何よ!?」

「ドジ女はドジ女だろ。」

彼は笑いながら生徒手帳を渡してきた。

「まっ気を付けるよ。じゃぁなドジ女。」

「!!!、ドジ女じゃないもん!!ちゃんと千月美麗って名前があるんです!!」

これの出来事が、私と彼の出会いでした。