「三木くんッ!!
どうしたの?」
あたしは三木くんに駆け寄る。
「あのさ。大事な話があるんだけど。」
そういう三木くんの顔は
真剣だった。
あたしは不安になって、
「何?」
と聞き返した。
「放課後空いてる?」
放課後は結衣との約束がある…
「今直接は無理?」
「うん…ちょっと。」
どうしよう。
でも三木くんは
真剣な眼差してあたしを見ている。