「先輩!?」 「俺は、鮎川が好きだ」 「…え!?」 鮎川はまた驚いたようで目を見開いている。 「ごめ…ごめんなさい…。」 ごめんなさい。 それはNOってことか? そうか、やっぱり彼氏候補の奴には…負けるか。 「いい、言えただけでいい。」 俺はそう言い、体育館を後とした。 そして、もう帰る時間になったため帰ることにした。 体育館を出た後は着替えてから中庭で一人、たそがれていた。