俺はモヤモヤした心を晴らせないまま部室に来た。 「…」 「あー来た来た!」 鮎川は俺のほうにそう言った。 鮎川は怒っていなかったんだ。 「よ…「やっほー」」 …なんだ、後ろの友達に言ったのか。 この気持ちはなんだ? 痛い、胸が痛い。 なんなんだよ…。 「先輩も早くしなきゃ練習遅れますよ?」 「あ?…あぁ」 鮎川!?