「…って、何であんたが居んのよ!!」
 
 
私は、隣に居る白魔に言った。
 
 
「あ?お前が一緒に行こうって言ってきたんだろ。」
 
 
「めんどくさいって言って、断ったのは誰?」
 
 
「…覚えてねえ。」
 
 
「嘘!言ったのは白魔でしょ!?
覚えてるくせに。」
 
 
「さぁな。」
 
 
すると黒魔が白魔に近づき、何かを話した。
 
内容までは聞こえなかったけど…。
 
 
「意地を張るとろくなことがありませんよ。」
 
 
「何のことだ。」
 
 
「僕と明友さんを、二人きりにしたくなかったので、付いて来たのでしょう?」
 
 
「そっ…そんなんじゃねぇよ!
ただ俺も、アイスが食いてぇだけだ!!」
 
 
 
「…くすっ。そうですか。」
 
 
「お前、今笑っただろ。」
 
「はい。」
 
 
「てめぇ……!」
 
 
「ちょっとー!二人とも早く!」
 
 
「すみません!今行きます。」
 
 
「今行くから黙って待ってろ!」
 
 
「黙って待ってろって…。何よそれ!」