「うわっ…お前どこから出てきやがった!」
 
 
「どこから出てきやがったとは……失礼ですね。」
 
 
 
「あっ…!黒魔でもいいや!」
 
 
「何がですか?」
 
 
「一緒にアイス食べに行こ!」
 
 
「良いですよ。」
 
 
「それじゃ、決まりだね!
白魔なんかほっといて二人で行こっ!」
 
 
「…二人で?」
 
 
白魔が呟く。
 
 
「はい、二人で行くことになりますが。
どうしましたか?白魔。」
 
 
 
「別に。」
 
 
「…ふふっ。」
 
 
黒魔が白魔の方を見て小さく笑った。
 
 
「何笑ってんだよ!黒魔!」
 
 
「何でもありません。
さ、早く行きましょう。」
 
 
「うん、行こ!」
 
 
「………っ!!」