「―っ!!」
ずっこけてできた擦り傷に顔をしかめなが
らも、自身の腕の中の少女に目をむける。
案の定少女は閉じられていた瞳を見開いて
こちらを凝視していた。
その瞳は予想外な色で驚いた。
ライトブルーの瞳は紛れもなく俺を映して
いて俺は食い入るように見つめた。
「…あ、あの」
「っ!?わ、悪ぃ」
ずっと少女ゆ見つめていたため
不審に思ったのか、少女が声をかけてきた。
少女をおろし、汚れてしまった服をはらう
。
「すみません、ありがとうございました」
「え、あ、あぁ(やべぇ…いきなり緊張して
きた…)」
さっきまで綺麗だなと、思って見てたから
ものすごい気まずい。
とりあえずこれは自己紹介したほうがいい
のか?