あたしはそぉやって棚の前で悩んでたら、後ろから頭を叩かれた




「そんなんどっちも買えばいいじゃねーか」




あたしは誰の声かがわかって、勢いよく振り向いた




「やっぱり海飛だ」




「どっちも貸せ、買ってやるから」




「ほんとに?」



「あぁ、そのカゴに入ってるやつも全部貸せ」




いやいやそれはさすがに悪いよ




「いや、いいよ大丈夫」




「ったく」