「美桜……大丈夫か?」

「えっ?」

「美桜……本当は遊園地なんか
来たくなかったんじゃないか?」

「……」

どうしよう…何にも言えない…。


「行こう。」

「えっ?」

「帰ろう。」

「大丈夫だよ!みんなに迷惑
かけちゃうし…。」

「良いから、行くぞ。」

「ちょっ!拓也くん…」

拓也くんは私の手首をつかんで
走った。