俺、桜井啓太は今神社に来ている
彼女、七海麻紀との約束で

麻紀とは一回も会ったことないので
昨日は緊張して寝れなかった

その結果予定より一時間早く着いてしまった
どんだけ待ち遠しいんだよ、俺


まぁ、ここにずっと居ても仕方ないからどっか行くか――

そう思ったとき後ろから
啓太くん、そう読ばれたきがしたので
ふりかえると、麻紀がいた


「啓太くん…だよね…?」

「あぁ、麻紀…か…?」

「うん、麻紀だよ!よかった、合ってて」


ニコッ、と効果音がつきそうなくらいの笑顔で俺を見つめてくる

いかん、反則だ

「予定より早く来たから、来てないかと思ったんだけど……啓太くん何時からいたの?待たせちゃってごめんね」

「俺もついさっき来たばっかりだから、大丈夫だ」

「ほんと?よかったぁ」


本当は30分ぐらい前から居たがな