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あぁ、やっぱりまたここか。

俺もぅいい加減、見慣れてしまった白い景色の中にいた。

ベットでの抵抗もむなしく結局俺は眠ってしまったんだな・・・なんて。頭は妙に冷静で。


ふってくる声は、もちろん黒髪のあいつ。

「・・・ぷっ、何それ。」

俺の姿を見るなり、彼女は小さく吹き出した。

「なんだよ。なに笑ってんのさ?」

ムスっとした顔で言うと、彼女は「だって、それ。」と俺の胸辺りを指差した。

自分の胸元に目をやると、そこにはメンバーに無理矢理つけられたお守りが3つ。

よく見ると、安産祈願、交通安全、合格祈願・・・って、おい。